暑い日が続くようになり、熱中症が心配な時期となりました。
体が暑さに慣れていない梅雨明けや急激に気温が上がった日は特に注意が必要です。
さて、今回は夏に多い感染症についてです。
- ヘルパンギーナ
突然高い熱が出て、数日続きます。口の中に水ぶくれができ、2-3日ほどで破れて潰瘍になって痛みます。
原因となるウイルスが複数あるため、繰り返しかかることがあります。
唾液は約1週間、便からは2-4週間ウイルスが排泄されます。注意しましょう。
特徴:口の中、のどに白っぽい水ぶくれができる。高い熱が数日続くことが多い。
- 咽頭結膜熱(プール熱)
その名のとおり、のど(咽頭)と目(結膜)に炎症が起こり、高い熱が出ます。
うつりやすいため、家族みんなでこまめに手を洗い、タオルなどを共有するのはやめましょう。
特徴:38-40℃の高い熱が数日続く。のどが痛む。白目が充血(赤くなる)し、まぶたがはれる。涙や目やにが出る。
- 手足口病
最初に口の中にポツポツができ、痛みのため飲んだり食べたりするのを嫌がります。
この時に熱が出ますが、半数は熱を伴いません。
その後、手のひら、足の裏に赤っぽい水ぶくれが出来て痛みます。原因となるウイルスが複数あるため、何度もかかる可能性があります。
特徴:口の中のポツポツが痛むため、飲んだり食べたりするのを嫌がる。手のひらや足の裏にポツポツができる。
- 流行性角結膜炎(はやり目)
目が腫れ、充血し、普段より多く目やにや涙が出ます。
周りの人への感染源となるので、タオルは共有しないようにしましょう。